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【ライブレポート】HKT48指原莉乃「アイドルという仕事が大好きでした」卒コンで有終の美飾る(写真33枚) - ナタリー

指原莉乃HKT48)の卒業コンサート「指原莉乃 卒業コンサート ~さよなら、指原莉乃~」が昨日4月28日に神奈川・横浜スタジアムで開催された。

AKB48選抜総選挙」において史上初の3連覇を達成するなど、AKB48グループの中で確固たる地位を築き上げ、トップアイドルとして活躍していた指原は、2018年12月にHKT48卒業を発表。4月13日に福岡・パピヨン24ガスホールで行われた「チームH『RESET』公演 指原莉乃 卒業公演」で劇場公演を終え、昨日いよいよ横浜スタジアムで卒業コンサートの日を迎えた。横浜スタジアム公演には休養中の兒玉遥を除くHKT48メンバーと、AKB48グループ、卒業生が出演し、3万800人もの観客が“アイドル指原莉乃”の勇姿を見届けた。

卒業コンサートはまず、指原の幼少期を振り返る再現映像でスタート。その後、オープニングSE「oveture(HKT48 ver.)」が流れる中、指原莉乃は袴姿で登場し、HKT48メンバーも同じく袴姿で次々とステージに姿を現した。指原は「今日はみんなで伝説を作りましょう!」と叫び、「#好きなんだ」をパフォーマンス。開始早々、涙を浮かべる観客に向けて「あれあれ、皆さん泣いちゃってるんじゃないですか? まだまだ泣くなよ! 叫べ!」と呼びかける。「ロックだよ、人生は...」「早送りカレンダー」ではトロッコに乗ってスタジアムを1周し、観客の近くで笑顔を届けた。

MCのあと指原は森保まどか、松岡菜摘と共に「愛しきナターシャ」を披露したほか、「さっしーさん! 辞めないで!」と素直な思いを叫んだ松岡はなと「初恋ヒルズ」、HKT48の5期生と合流して「君のことが好きやけん」などを歌い踊った。また「Choose me!」では峯岸みなみ、宮崎美穂、そしてAKB48グループOGの北原里英が参加。続く「LOVE TRIP」では、指原、松井珠理奈、小栗有以、向井地美音、岡田奈々が共演し、「ハロウィン・ナイト」では指原の卒業に思わず大泣きした矢作萌夏のほか、高倉萌香、吉田朱里、白間美瑠、真下華穂も参加した。また「週末Not yet」ではダンスが苦手だと公言していた大家志津香がセンターポジションに抜擢され、ひたむきなパフォーマンスで観客を喜ばせた。

その後、田島芽瑠、朝長美桜と「2018年の橋」を歌った指原は、「大変なこともあったけど、今の私がいるのはこの子たちがいたからです」と話し、HKT48の1期生、姉妹グループに移籍した中西智代梨、谷真理佳、卒業生の多田愛佳たちと肩を寄せ合って「夕陽を見ているか?」を披露。またスクリーンにはIZ*ONEで活動中の宮脇咲良が映像で登場し、「さっしー卒業おめでとうございます。その場にいられずごめんなさい。さっしーと過ごした4年間はすべてが宝物です。さっしーの意志を引き継いでいきたいです。卒業しても心の中で仲間でいてください。大好きです」というメッセージが紹介された。

日が沈み、観客の持つ黄色いペンライトが美しく輝き始めたライブ後半。火柱や火花がステージを派手に彩った「意志」「Make noise」に続き、アッパーチューン「しぇからしか!」では指原が「まだまだいけますか! 声出せー!」と煽り、場内のボルテージを引き上げていく。センターステージに指原と柏木由紀が立ち、ハイタッチをしてから「炎上路線」を披露。続いてAKB48のOGである渡辺麻友の映像がスクリーンに映し出されたあとには渡辺がステージに現れ、指原と2人で「アボガドじゃね~し...」をデュエットして、ファンを熱狂させた。続いてスクリーンには宮脇と同じくIZ*ONEで活動中の矢吹奈子からのメッセージが。指原は1人ステージに立ち、「君の名は希望」を画面の中の矢吹と共に歌った。なお矢吹からのビデオメッセージでは「奈子をアイドルの道に連れてきてくれてありがとう」「さしこちゃんの背中を一番近くで見てきたらから、大丈夫な気がする。奈子はこれからもさしこちゃんのTO(トップオタ)だよ」というコメントが紹介された。

柏木と渡辺による“まゆゆきりん”コンビのMCを経て、続いて3月に亡くなった内田裕也に向けてスクリーンに「裕也さん、素敵な思い出をありがとうございました。天国でまたシェキナベイベーしましょう!! 指原莉乃」というメッセージが。指原は2014年発表の内田とのコラボ曲「シェキナベイベー」を歌い、内田の歌声も横浜スタジアムに響き渡った。また曲の途中、内田のコスプレをした松本人志ダウンタウン)がサプライズ出演。松本は「はい。これは完全に怒られるヤツですね。裕也さん、僕じゃないです。こいつがやれって言ったんです!」と指原を指差す。指原は「違う!」と否定するも、松本は「悪いやつなんです。『あなたの炎上止めたのは私でしょ』とか『来てくれたら秋元康さんが感謝してくれると思います』とか!」と話して観客を笑わせた。松本は「とにかくよくがんばったよ」と指原を労い、「図太さというか、これから先も期待できると思う。俺の卒業のときも来てね」と冗談まじりに話してから、「シェキナベイベー」を歌い、「お疲れ! 高く付くからな!」と発言。一礼してから、さっそうとステージをあとにした。

続いて転換中に田中美久と松岡はながセンターステージに登場し、アリーナエリアに降りて観客インタビューを行うことに。客席エリアで熱狂的なオタクに扮した村重杏奈が合流し、3人は指原のソロ曲「私だってアイドル!」の振り付けをレクチャーした。その成果もあってか、指原が同曲を披露した際には息のあったファンのコールがスタジアムに鳴り響いた。「メロンジュース」「最高かよ」など指原にとって思い入れのある楽曲の数々が届けられたほか、「それでも好きだよ」では花火が盛大に打ち上がり、コンサートはいよいよクライマックスへ。「みんながすごく悲しい悲しいって言うからね。メンバーとファンの皆さまに私からお見せしたいものがあります」という指原の言葉に続き、特報を伝える映像がスクリーンに投影された。

特報では、指原莉乃がHKT48劇場の新公演「いま、月は満ちる」を全曲書き下ろしで準備中であることが伝えられ、ステージに並ぶHKT48メンバーは大粒の涙を流して歓喜した。指原はメンバーを見渡しながら「一から作り上げていく公演を知らないままな子が多いのが私は悲しくて。今、新公演を書いてくださいなんて(秋元には)言えないし、卒業してからももっともっとがんばってほしい。私が大好きなHKT48を続けてほしいと思って」と新公演を書き下ろすことになった経緯を説明。「実はまだ1曲しか書いてないからいつになるかは正直わからん。でも年に1枚のシングルしか出せないのはだめだ。これはひまわり組公演になるから」とHKT48のTeam H、Team KIV、Team TIIのメンバーおよび研究生のシャッフル公演であるひまわり組に向けた新公演になることを伝えた。

さらに指原は「もう1つお話したいことがあって。卒業するにあたってしげちゃん(村重)のことが本当に心配で。どうしようもなくなったら卒業すればいいんだけど、咲良が帰ってくるまで(HKT48に)いるって言っちゃったじゃん? 体型の変動も激しいし」と村重について話し、「とある事務所の社長さんに『村重を入れませんか?』と伝えたら真剣に考えてくださって」という言葉に続けて、村重がAKSからTWIN PLANETに事務所を移籍することを発表。村重は泣きながら困惑した表情を浮かべつつも、「今までさしさんにはたくさん迷惑をかけたのに、最後の最後まで村重のことを見捨てないで、見守ってくれてありがとうございます」と指原に思いを伝えた。指原は村重を抱きしめたあと、「みんなのことを真剣に考えているし、あきらめないでがんばってください」とメッセージを送った。ライブ本編の最後に指原は「本当はここにいてほしかった、3人への気持ちを込めて歌いたいと思います。聴いてください」と、「今 君を想う」を披露。ステージにはピンスポットが3つ落とされ、指原は涙を流しながら思いを込めて歌を歌ったほか、オフマイクで聞き取れない状態で何か思いを語り、イヤフォンモニターを耳から外してメンバーの歌声とファンの歓声に耳を傾けていた。

アンコールではまず指原が1人、ステージに登場。マネージャーや運営に感謝の言葉を述べてから、「これからのHKT48に関してお願いがあります。それはメンバーのお話をちゃんと聞いてあげてください。みんな人生を懸けてアイドルになっています。間違えてしまうことがあったら、目を見て、一から何が間違っているのかを教えてあげてください。ワンマンになってはいけません。ファン、メンバーを信じてこれからも風通しのいいHKTでいてください」とコメント。さらに「秋元先生、見つけてくれて、育ててくれてありがとうございました。私がAKB48を好きになったきっかけは秋元さんの詞です。『恋するフォーチュンクッキー』に出会えて本当に幸せです」「そしてメンバーのみんな、仲良くしてくれてありがとう。何より大切な宝物です。みんなに出会えてよかった。しつこいけど、優しくて強い女性になってください。みんなならファンの皆さんに幸せを与え続けられると信じています。本当におバカさんたちばっかりだけど、一生懸命なみんなが大好きです」と秋元およびメンバーにメッセージを送った。最後にファンに向けて「11年間、アイドルの莉乃ちゃんでいさせてくれてありがとう。アイドルに優しくしてね。いじわるな人、説教しちゃう人にはならないでください。アイドル指原莉乃とファンとの最後の約束です。みんなが将来、指原を応援していたんだよと言っても恥ずかしくない人間でいます。ちゃんと幸せでいます。だからみんなも幸せでいてね。私は11年間、本当に幸せでした。アイドルになったことを後悔した日は1度もありません。嫌で辞めたいと思ったこともありません。私はアイドルという仕事が大好きでした。みんなのことも大好きです。本当にありがとう」と伝え、深く頭を下げた。

指原は声を震わせながら「いつだってそばにいる」をファンに捧げ、涙するHKT48メンバーに「みんなならできると思って卒業発表しました。これからもがんばってね」と優しく語りかけた。続いて松岡はなが手紙を読み上げ、「決意します。たくさんの方にHKT48を知ってもらって、たくさんの方に好きになってもらって、最高のグループにします」と宣言。その言葉に指原は微笑み、「こんなにかわいい子たちはいないと思っています。私も、みんなも、次のステップに進みましょう」と述べた。続いてAKB48グループメンバーやOGも合流し、「ジワるDAYS」「私だってアイドル!」というAKB48における指原ラストシングルの楽曲や、「恋するフォーチュンクッキー」が披露された。

コンサートは佳境を迎え、指原は「最後の曲の時間がやってきました。寂しいけど、私も、AKB48グループもみんな大丈夫だって信じています。“アイドル指原莉乃”はこの曲で見納めです。最後のアイドル姿、目に焼き付けてね」と話し、ラストソング「桜、みんなで食べた」へ。花火が打ち上がる中、ゴンドラに乗り、ステージ上部にそびえる巨大な王冠に向かって上昇していく。盛大な“りのちゃん”コールが沸き起こる中、「私、この景色、一生忘れません。みんなのことが大好きです!」「11年間本当にありがとうございました。そしてこれからもHKT48を応援してくれるかな?」と呼びかけ、観客から「いいともー!」と返事を受け取る。そして「平成、超楽しかったです! ありがとうございました!」と満面の笑みを見せ、王冠の中へと消えていった。

なお5月28日には福岡・マリンメッセ福岡にて「指原莉乃11年ありがとう!大感謝祭」と題したイベントが開催される。

「指原莉乃 卒業コンサート ~さよなら、指原莉乃~」2019年4月28日 神奈川県 横浜スタジアム セットリスト

SE. oveture(HKT48 ver.)
01. #好きなんだ
02. ロックだよ、人生は...
03. 早送りカレンダー
04. スキ!スキ!スキップ!
05. ジワるDAYS
06. 愛しきナターシャ
07. 初恋ヒルズ
08. 君のことが好きやけん
09. そばかすのキス
10. 波音のオルゴール
11. Choose me!
12. LOVE TRIP
13. ハロウィン・ナイト
14. 生意気リップス
15. 波乗りかき氷
16. 週末Not yet
17. 2018年の橋
18. 夕陽を見ているか?
19. 意志
20. Make noise
21. しぇからしか!
22. ぶっ倒れるまで
23. 炎上路線
24. アボガドじゃね~し...
25. 君の名は希望
26. シェキナベイベー
27. 私だってアイドル!
28. Get you!
29. メロンジュース
30. 12秒
31. 最高かよ
32. それでも好きだよ
33. 今 君を想う
<アンコール>
34. いつだってそばにいる
35. ジワるDAYS
36. 私だってアイドル!
37. 恋するフォーチュンクッキー
38. 桜、みんなで食べた

指原莉乃11年ありがとう!大感謝祭

2019年5月28日(火)福岡県 マリンメッセ福岡

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https://natalie.mu/music/news/329968

2019-04-29 07:37:00Z
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