通勤・通学の時間帯に突然、事故が起きた。
神奈川・逗子市の住宅街。
道路脇の斜面が突然崩れ、通学途中の18歳の女子高生が巻き込まれて死亡した。
道路をふさいだ大量の土砂。
まさかの事故の現場。
マンションそばの急斜面が、幅数メートルにわたって大きく崩れ落ちた。
その下の道路では、警察や消防が重機などを投入して土砂の撤去作業を行っている。
5日午前8時ごろ、神奈川・逗子市の市道で、「崖が崩れ女性が生き埋めになっている」と通行人から119番通報が寄せられた。
およそ20分後に駆けつけた警察官と消防隊員が、通学中の18歳の女子高校生を救出。
しかし、すでに意識不明の状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。
現場周辺は、閑静な住宅街。
土砂崩れは、通勤・通学の市民らが行き交う中で突然、起きたという。
道路に近い下のほうは石垣で固定されており、その上の部分が崩れたことになる。
土砂崩れが起きる前の現場は、5メートルほどの高さまで補強されていたが、その上の補強されていない斜面が崩落した。
現場の真上に建つマンション。
住民の承諾を得て、ベランダから現場を見下ろしてみると、ベランダの3メートル先から一気に崩れ落ちていて、大きな岩がゴロゴロと転がっていた。
“現場真上”のマンション住民は、「(発生時に)音は聞こえました。ドンッという。ベランダに出てみたら、もうすごく崩れていた。怖いですねやっぱり。この先、もしかしてこっち側も崩れる可能性がなきにしもあらずですよね」と話した。
逗子市によると、この場所は急傾斜地で、ハザードマップでは崖崩れなどが起きるおそれがある「土砂災害警戒区域」に指定されていた。
当初は、複数の人が巻き込まれたとの見方もあったが、ほかにけが人などはいなかった。
通勤・通学の道がなぜ突然崩れたのか、警察がくわしく調べている。
2020-02-05 08:13:00Z
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