2018年にリニューアルオープンしたグッチ青山のメンズフロアにあるラゲージエリア。
正直に話すと、ときどき、ファッションが堅苦しく、真面目で、とっつきづらいものになる時がある。しかし、グッチの20200年春夏 コレクションに関していえば、こんなにスタイリングを楽しんだのは久々のことだった。彼らの洋服を通して、ファッションとは本来、楽しむためのものであるという本質に立ち戻れたのはまぎれもない事実だ。
最新シーズンのアイテムのひとつひとつに独特の魅力があり、とくに色やシルエットはデザイナー、アレッサンドロ・ミケーレのヴィジョンを色濃く反映する要素だと思う。今回はそれらを自分流に組み合わせ、ランウェイとはまた別の新鮮な感覚を生み出したいと思った。
撮影の翌日に伊勢丹へ出かけると、グッチのスタッフが私に気づき、コレクションについてじっくり紹介してくれた。グッチが発信するストーリーや思想、スピリット、オリジナリティを、その洋服を手に取りながら理解した貴重な時間だった。読者の皆さんも、ぜひ実際にお店に出向いて、グッチの世界観を見てほしい。ワクワクが止まらないパーティータイムが始まることだろう。
素晴らしいスタッフの皆さまの親切な心遣いに、感謝します。
Look No.1
これぞレトロモダンなグッチの最先端セットアップ
1950年代を思わせる構築的なシルエットのハンティングジャケットに、共地のフレアパンツを合わせるグッチならではのスーツスタイルだ。ブルーに朱赤というカラーリングとダブルGロゴが組み込まれたポルカドット柄というコンビネーションも、ノスタルジックかつ今日的。インにはロイヤルブルーのロングポイントのドレスシャツ、足元には軽やかなスウェード素材のホースビット ローファーを合わせた。
ジャケット ¥330,000、シャツ ¥90,000、パンツ ¥125,000、靴 ¥92,000〈すべてGUCCI/グッチ ジャパン〉
Look No.2
クラシックを進化させるニュー・テーラードスタイル
ボクシーなシルエットのダブルブレストジャケットは、極端にワイドなラペルの存在感が印象的。ストライプシャツにクラシカルなGGパターンのナロータイを合わせつつ、ボトムは極太パイプドステムのトラウザーズ。しかし、足元に左右で色が異なるネオンカラーのスニーカーというフューチャリスティックなアイテムをあえて配したミスマッチ感が、進化したテーラードスタイルの真骨頂。
ジャケット ¥265,000、シャツ ¥60,000、パンツ ¥110,000、靴 ¥114,000、タイ ¥24,000〈すべてGUCCI/グッチ ジャパン〉
Look No.3
ジェンダーを超越するテーラードの新しいカタチ
エキセントリックなワイドピークドラペル、そしてフェミニンな雰囲気漂うヌードカラーのショートジャケットのVゾーンは、サーモンピンクのドレスシャツをイエロー&パープルのストライプタイでタイドアップ。鮮やかなパープルのフレアパンツを合わせることで、レトロスペクティブかつプログレッシブな、アレッサンドロ・ミケーレならではのニュー・テーラードスタイルが完成する。
ジャケット ¥240,000、シャツ ¥100,000、パンツ ¥80,000、靴 ¥84,000、タイ ¥24,000〈すべてGUCCI/グッチ ジャパン〉
Look No.4
GGパターン スニーカーで普遍的カジュアルを華やかに
ベーシックでスタンダードな雰囲気を醸すブルゾンは、ブラックとベージュのリバーシブル仕様。「GUCCI ORGASMIQUE」という今季のキーワードをあしらったフーディーにブルーのチノパンツを合わせることで、ヴィンテージ感のあるスポーティーでカジュアルなスタイリングに。足元に絶妙な華やかさと特別感を添えるのは、GGパターンを刺繍で表現したキャンバススニーカー。
ブルゾン ¥265,000、スウェット ¥120,000、パンツ ¥110,000、靴 ¥80,000〈すべてGUCCI/グッチ ジャパン〉
Look No.5
強い色みをトーンで愉しむ温故知新なフレッシュコーデ
異なる素材とトーンのグリーンによる切り替えがユニークなジップアップブルゾンは、ボリュームのあるシルエットとユニークな襟元の留め具もポイント。ジャカード柄のタートルネックセーターやニットキャップまでグリーンでまとめつつ、フレアパンツやスニーカーにはイエローを効果的に配分。レトロ感がありながら、スペシャルかつ今日的なコーディネートにした。
ブルゾン ¥290,000、ニット ¥80,000、パンツ ¥110,000、靴 ¥92,000、キャップ ¥31,000〈すべてGUCCI/グッチ ジャパン〉
Look No.6
品格ある派手さで魅せる自由でハッピーな色使い
Gのロゴをレトロムードなジャカードで表現したカーディガンは、まさに主役級の存在感。ネオンイエローのトラウザーズ、オレンジのニットキャップというオプティミスティックなカラーリングをエンジョイしながら、凛としたシャープなカッティングのストライプシャツで品格とドレス感を表現。ウェブ ストライプとGGパターンのホワイトスニーカーが、王道のスポーツテイストを演出してくれる。
カーディガン ¥180,000、シャツ ¥60,000、パンツ ¥90,000、靴 ¥72,000、キャップ ¥31,000〈すべてGUCCI/グッチ ジャパン〉
Words, Fashion Direction, Styling ジーン・クレール Gene Krell / Studio Stylist 石川英治 Eiji Ishikawa@TRS
Photos 星 武志 Takeshi Hoshi / Illustration ゲッド・パルマー Ged Palmer
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March 07, 2020 at 06:30PM
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