新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、いつも以上に家にいることが増えたという方も多いのではないだろうか。そんな日の過ごし方として筆者がオススメしたいのが「読書」や「映画鑑賞」だ。今いる場所を忘れ、ここではない物語の世界へ没入するあの時間は何ものにも代えがたい。そんな体験をさらに新しくするのが、世界最大級のオーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonの「Audible(オーディブル)」だ。今回は2020年11月19日（木）に開催された「Amazon Audible プレス向け戦略発表会」の模様をお届けする。
「聴く」オーディオエンターテインメント「Audible」
コロナの到来により、テレワークやWeb会議が一般化。自宅を中心とした生活を送っているという方も多いのではないだろうか。そんな中、世界的に成長基調にあり、注目を集めているのがラジオやPodcast（ポッドキャスト）をはじめとした「音声メディア」だ。
自宅で仕事をしながら、料理をしながら聴ける「ながら聴き」需要が拡大したこともその成長を支える一因となっている。世界最大級のオーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービスである「Audible」はその動向に着目し、サービスを開発したという。
オーディブルではプロのナレーターや著名人によって読み上げられたコンテンツを聴きながら楽しむ「聴く本」としてのオーディオエンターテインメントを展開しているほか、聴き放題のポッドキャストも強化している。月額料金は1,500円(税込)で、Alexaが使えるデバイスやPCサイト、スマホアプリから聴ける。
「Audible」で楽しめるコンテンツ
1日2時間、年間20冊が購入されており平均的な読書量よりも大幅に多いというAudibleでは、オーディオブック以外にもビジネスやニュース、落語やエンターテインメントなど20以上のジャンルのポッドキャストが楽しめる。中でも注目なのが、「ドキュメンタリー」「パブリッシング」「インターナショナル」「エンターテインメント」の4つのコンテンツだ。
1.ドキュメンタリー
デジタルメディア「VICE」と協力し、日本の闇社会の真実に迫る「DARK SIDE OF JAPAN-ヤクザ・サーガ-」を制作。11月19日より配信されている。
2.パブリッシング
新潮社とタッグを組み、まずはオーディオブックのストーリーを作家に執筆してもらい、オーディオで配信した後出版する形式を取るという。第一弾の著者は2021年発表予定。
3.インターナショナル
ERIC RIES著「THE LEADER'S GUIDE」の日本語版を配信する。オーディブルでは、日本のクリエイターが世界に進出することや、世界のコンテンツを日本で紹介する最先端のハブとなることを目指すという。
4.エンターテインメント
音声だからこそ表現できるエンタメの可能性を追求すべく「聴く映画」として展開。「TRICK」「SPEC」「池袋ウエストゲートパーク」などのドラマや映画を手掛けた堤幸彦監督が、オーディオエンターテインメントとして「アレク氏2120」を制作。19日より配信されている。
「アレク氏2120」制作記者会見には声優の山寺宏一、梶裕貴、俳優の窪塚洋介、三石琴乃（※音声のみ）が登壇
今後はオリジナルコンテンツを強化していくほか、新たな取り組みにも着手しているという「Audible」。音声コンテンツ市場も活況を呈している昨今、注目のサービスとなることだろう。
取材・文／高橋まりな
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December 02, 2020 at 08:32AM
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