2020年02月07日10時33分
日本初の水出し茶とされる宮崎県三股町生まれの「バイオ茶」が、宮崎牛などとともに、映画の祭典である米国のアカデミー賞の祝賀会で提供される。水出し茶はそのまま飲んでもらうほか、お茶の粉末がデザートや宮崎牛にかけるソースに使われる。町では「地元で頑張ってきた無農薬の素晴らしいお茶。これまで国内ではNHKの番組に取り上げられるなど注目されてきたが、世界的なアカデミー賞の場で飲まれるのは大変な名誉だ」(木佐貫辰生町長)と喜びの声が相次いでいる。
バイオ茶は1980年代に町の上水漸さん(73)が、「子供の日本茶離れを何とかしたい」と研究を開始。無農薬、独自の栽培・加工法で、うま味や甘味、栄養成分を残したまま、苦味やえぐみを取り除き、86年に日本初の水出し茶として製品化に成功した。その後、陸上競技などの水分補給に適していると評判になり、地元の少年スポーツ団員から、マラソン・駅伝選手、柔道選手らにも愛飲されているという。
上水さんが代表を務める宮崎上水園(三股町)には、愛飲する選手らから贈られた色紙やプレート、世界的な大会で着用したウエアなども感謝の言葉とともに飾られている。上水さんは「アカデミー賞のパーティーで世界の有名人に飲んでもらうことをきっかけに、日本茶の良さが広まり、世界中の人に、健康的な飲み物として飲んでもらいたい」と話している。
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February 07, 2020 at 08:33AM
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元祖水出し茶、アカデミー賞パーティーに 宮崎県三股町〔地域〕 - 時事通信ニュース
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